先輩社員の声
設計者にほめられたことが自信に
太安 隼之Toshiyuki Taian
入社10年目。職業訓練校卒業後、DAIYOに入社。建築と橋梁、さらに建築の中でも様々な分野がある中で、あらゆる現場で数多くの経験を積んでいる若手職人の一人。自分に与えられた役目を日々しっかりとこなすことを心がけている。
現場によっては、設計者さんが毎日のように確認に来られることがあります。その時はエレベーター部分を塗装していたんですが、終わった後に現場を見に来られて、「うん、きれいに上手く仕上げてある」と言ってもらえた時は、うれしかったですね。その設計者さんのように、塗装の仕事に対して厳しい目を持たれている現場監督さんや施主さんがいる現場もありますから、塗装の仕上げに対して何か指摘された時には、プロの意地を見せて、納得してもらえるまで「やるぞ!」という気持ちになります。そういう経験も失敗もたくさん積んだ先に、自分の得意分野が見えてくるのではないかと思っています。うちの会社は分野の幅が広いので、一通り覚えて仕事ができるようになってまだ3、4年。これからです。周りの先輩たちはそれぞれ自分の得意分野を持って仕事をしているので、いいところを見習いながら自分の得意とする分野を伸ばしていきたいと思っています。
- 保有資格
- 1級塗装技能士(建築・鋼橋)、有機溶剤作業主任者、高所作業車運転技能
下地処理のパテなら任せろ!
小銭 一史Kazufumi Kozeni
入社21年目。前職はトラックドライバー。手に職をつけたいとDAIYOへ。経験のない自分を採用して育て、それで今があることに会社の器の大きさを感じるという。仕事へのこだわりは、急げと言われてもマイペースを保ち、手を抜かないこと。
建築関係の仕事がいろいろある中で、たとえば鉄筋ならそれを建てれば終わり。建築の途中までしか見ることができません。でも僕らがする塗装の仕事は、建物の最終の姿が見えるんです。仕事をやりながら完成形が見えてくるところに面白さを感じます。ただ僕が好きなのは下地処理のパテなので、いくら手をかけても見えなくなるところなんですけどね。パテが好きになったのは、実は昔、苦労した経験があるから。右も左もわからなかった時に突然任されて、今だったら1日でできるところを4日かけて塗ったんです。塗っては取り、塗っては取り、やり直しの繰り返し。でもできあがった時にはそれが面白いと思えた。失敗しても手直しをすればできることがわかったし、直し方もそこで教わりました。それで好きになったんです。下地処理が塗装の一発目ですから、その良し悪しが最後の仕上がりを左右する。パテが塗装のすべてとも言える仕事だから、面白いんだと思います。
- 保有資格
- 1級塗装技能士(建築・鋼橋)、有機溶剤作業主任者、巻上機(ウィンチ)、高所作業車運転技能
仕事をやりやすく、もっと面白く
天野 弘之Hiroyuki Amano
入社16年目。職長として活躍中。若手の塗装工から熟年工まで、それぞれが持つ技量をよく知り、職人を束ねる職長として頼りにされている。本人は要領がいいだけだと謙遜するのが、職人たちのことを誰よりも一番に考えている。
職長をさせてもらっています。周りではコミュニケーションのセンスがいいと言ってくれますね。大型物件の新築現場では、現場監督さんや他の施工業者さんが集まって一つのものを作っていきますから、コミュニケーションが大切になるんです。話しやすい状況を作って、その上でこちらの言い分を断られないように持っていく。1から10のうちすべてを聞いてもらえなくても、5か6か7くらいは言い分が通ればいいという気持ちです。いかに決められた日にちの中で、一番いいやり方で、最もキレイに仕上げられるか。そのためには自分たちがやりやすいように環境を作ることが必要でなんです。現場に入る職人だって、そのほうが面白いでしょ。職人にはパテが好きな人もいれば、塗りが好きな人もいる。得意・不得意を考えて、それぞれに合った仕事を無理のないようにしてもらいたいと思っていますから。もうメッチャ職人のことを考えていますよ!寝る前とかね(笑)。
- 保有資格
- 1級塗装技能士(建築・鋼橋)、有機溶剤作業主任者、巻上機(ウィンチ)、高所作業車運転技能、玉掛け作業主任者
狭い場所ほど自分が率先してやる
坂本 寛Yutaka Sakamoto
入社40年目。大ベテランの熟練工。父親がDAIYOで塗装職人していたことから、職業訓練校に行くよりも、実践で仕事を覚えた方が早く技が身につくからと入社。DAIYOでは、坂本のように親子2代にわたって活躍する塗装職人が多い。
広い面を塗っていく場所はスピードが求められますから、そこは手の早い若い職人に任せた方がいい。だから自分は低い場所で細かい所をやるんです。下にもぐったり、狭かったりするような、塗装をするのが難しい場所。得意ということではないんですけど、そういう場所は誰かがやらないといけないんです。だったら自分が率先してやる。そういう気持ちで仕事をしています。僕は若い頃から「ほんわか系」で、もともと気が長いタイプ。だから、コツコツとした仕事もあまり苦にならないんです。40年の大ベテランですから、知識や経験はあると思いますよ。塗装って、肌が合う・合わないというのがあって。木を塗る場合でも、塗料の種類によって塗り分けて、さらに塗り重ねていくので肌別れする場合がある。その時の処理の仕方を教えることもあります。若い人に聞かれたら、丁寧に教えていきますよ。早く仕事を覚えてもらって、どんどん活躍していってほしいですからね。
- 保有資格
- 1級塗装技能士(建築・鋼橋)
藪本なら大丈夫!と思われる管理を
藪本 澄Kiyoshi Yabumoto
入社17年目。高校卒業後、塗装工として入社。5年前から社長について施工管理の仕事を学び、4年間の勉強期間を経て独り立ち。主に橋梁の塗り替え工事の施工管理を担当。父親がDAIYOの塗装職人だったことが縁で入社し、親子2代で活躍。
施工管理で大事なことは、各工程を考えて施工管理計画を作ることです。納期までに終わらせるには、まず塗装にかかる期間を考えて、足場をいつまでに組めばいいかを決めます。足場の設置には、道路使用の許可が要るため足場設置届を出さなければいけません。官公署関係の手続きは1週間から1カ月。その期間を踏まえて、届を出す前までに必要な施工計画書を作る。逆算方式ですね。計画に合わせて工程を進め、お客様が満足する品質を実現することが施工管理の役目です。初めて独りで現場を任された後、「もう一回やりたい。次こそは!」という思いが湧き上がってきました。自分の決めた工程が、最後までその流れでスムーズ進んだ時の気持ち良さ、竣工した時の達成感は格別です。目標は、職人さんからも、初めて会う発注者の方からも「藪本が管理をするなら大丈夫だ」と思われる施工管理者になること。そのために着実に経験を積んでいきたいと思います。
- 保有資格
- 1級土木施工管理士、1級塗装技能士(建築・鋼橋)、有機溶剤作業主任者、足場組立作業主任者、高所作業車運転技能